「仮定法未来」の話(高校生向け)

【高校生向け英語の勉強方法~仮定法未来~】

 

If the sun were to rise from the west, I would accept your opinion.】という英文。
if節では過去形が使われていても仮定法過去ではなく「仮定法未来」と呼ばれ、内容は未来のことになります。

 

意味は「太陽が西から昇ればあなたの意見を受け入れよう」です。
なぜカタチは仮定法過去と同じ過去形が使われているのに仮定法未来になるのでしょうか。

 

実は「be to不定詞」のところにその疑問を解くカギがあります。

 

 

仮定法未来のポイント

 

The meeting is to be held tomorrow.
「その打ち合わせは明日催される」

 

というように「be to不定詞」は「取り決められた未来」をここでは表しますし、この部分が過去形になることが仮定法過去との違いです。

 

また、

 

If I should fail, I would try again.
「ひょっとして落ちてもまた挑戦する」

 

となりますが、これも仮定法未来であり「shall(~だろう)」の過去形が来ているところがポイントになります。

 

ちなみにこちらのshouldを使った仮定法は実現可能性の全くない「太陽が西から昇れば…」のようなケースには使えません。が、まず落ちないだろうという前提の上に発話されています(If I fail, I will try again.ならば落ちるか落ちないかは五分五分であり仮定法ではありません)。

 

 

また、仮定法過去と仮定法未来の違いもそうですが、仮定法の倒置も高校生の苦手なところなので簡単に話しておきます。

 

Were I you, I would go with her.
という英文の「Were I you」の部分はifが省略されてS(=主語)とV(=動詞)がひっくり返ったものです。

 

このことを覚えていないと意味すら取れないはずです。
私があなたなら彼女と行くだろう」となります。

 

もう1つ例文を出しておきますが、この手の倒置はwere, had, shouldのときだけ起きることも知っておくと役に立ちます。

 

Should it be sunny (If it should be sunny), I would go outside.

「明日晴れたら外に出れるのに」という意味で、前提として今現在は大雨で明日の天気予報も「大雨」となっている状況下での発話になりますね。

 

 

 


◆エマールゼミについてはこちら
◆小学生コースについてはこちら
◆中学生コースについてはこちら
◆高校生コースについてはこちら