<正負の数の計算 後編(四則の混じった計算)>
[中編はこちら]
正負の数の計算で多くの生徒がつまずく箇所として「代数和」「累乗」について混乱しがちなポイントを前編・中編で書いてきましたが、後編として正負の数の計算の総合として「四則の混じった計算」があります。
今回は中1ならずとも中2あるいは中3でも間違えることの少なくない計算について書くことにします。
四則の混じった計算
例えば 2-3×(-5) の計算ですが、2-{3×(-5)} とみるか 2+{(-3)×(-5)} とみるか2通りあります。
よくある間違いは 3×(-5) を計算した後にその (-15) を2と足して-13としてしまう、つまり 2-3×(-5) の2の後ろのマイナスの存在を忘れてしまう誤答です。
正負の数の計算に関しては、子どもたちが引っかかる箇所はこのブログで書いてきた「代数和」「累乗」「四則の計算」の3つがほとんどです。
計算は普通左から処理していきますが、累乗計算・かっこの中は通常最初に計算し加減より乗除を先に計算します。
いくつか間違いの多い問題を挙げておきます。