[中学生英語]be動詞と一般動詞の文について・英語の文型
NEW HORIZONでは、今や中2の教科書の初めの方に文型についての説明が出てきています(以前は高1の範囲でした)。
まず、英文の文型における文の成分としては、
主語(S)・動詞(V)・目的語(O)・補語(C)の4つで構成されます。
(国文法では主語・述語・修飾語などの構成となります)
「目的語」とは日本語で「~を」「~に」に当たる語で、「補語」とは文字通り補う語でありそれがなければ文として不自然な感じがする語です。
(目的語も「不完全な感じがする」点では同じですが、補語はS=CあるいはO=Cという関係がある点が異なります)
今回は初歩のbe動詞と一般動詞の文の違いがテーマですからS+V+CあるいはS+V+Oを中心に見ていきます。
英語の文型(S+V+C・S+V+O)
文型における成分構成とは一つの文が成り立つ語順のことです。
例えば “The picture is beautiful.” ならば、
補語に形容詞の “beautiful” が置かれており、
主語である “the picture” を =(イコール)の関係で説明をしており、一つのまとまりのある文を作ります(“The picture is.”では何を言っているかわかりません)。
この文はS+V+Cの第2文型となります。
この文型では補語に名詞や形容詞が来ることが基本です。
また、 “Miki likes.” と言っても何だかわかりませんし、始めがあってまとまりがないですね。
“like” は普通目的語を要求しますから “Miki likes coffee.” でまとまった文と感じられます。
これはS+V+Oの第3文型と分類されます。
目的語は必ず名詞であり、動詞的な表現が来る場合は動名詞が来ます。
例えば “I like dancing.”(中1Unit5)は、
“dance”「踊る」という動詞を “dancing” として動詞を名詞に変えています。
日本語でも「踊るを好む」ではなく「踊ることを好む」というように、形式名詞「~すること」を付けていますよね。また、補語と違って「私」=「踊ること」にはなっていません。
このように、英語の初歩の段階では
“I am a student.”(S+V+C)と
”We speak Japanese.”(S+V+O)
の区別がきちんとできることが重要です。